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オスグット病

こんなお悩みはありませんか?

  • 運動時や成長期で、膝の下部分に鋭い痛み
  • 膝の下の部分が腫れ、触ると痛みが強くなる
  • 朝起きた時や長時間座った後に膝が固く感じ、動かしにくい
  • 膝下の骨が突き出ているような感覚がある
  • ランニングやジャンプなどの運動時に膝の下に痛みが出る

目次

オスグット病とは?その原因

オスグット病とは

オスグッド病は、正式にはオスグッド・シュラッター病といいます。

成長期の子どもや青少年に多く見られる膝の疾患で、特にスポーツを頻繁に行う子どもたちに多く発生します。

この病気は、膝蓋骨(膝のお皿)と脛骨(すねの骨)の間にある成長軟骨が炎症を起こすことで発生します。

 

ちなみに、オスグッド・シュラッター病は、二人の医師の名前に由来しています。

 

  • Robert Bayley Osgood (1873-1956): アメリカの整形外科医で、ボストンで医療に従事していました。
  • Carl Schlatter (1864-1934): スイスの外科医で、チューリッヒ大学の教授でした。

 

この病気は、1903年に彼らがそれぞれ独立して同じ病態について記述したことから、その名前がつけられました。

 

ですので、オスグッド・シュラッター病は、彼らの名前にちなんで名付けられたもので、彼ら自身がこの病気を患っていたわけではありません。

 

オスグッド病の原因

オスグッド病の主な原因は以下のようなものがあげられます。

 

急激な成長

成長期の子供に見られる骨と筋肉の発達速度の違いが原因です。

 

過度な運動

サッカーやバスケットボールなど、ジャンプやランニングが多いスポーツでの過度な運動。

 

姿勢の悪さ

不適切な姿勢やフォームが膝に負担をかけます。

 

筋力のアンバランス

膝周りの筋肉が均等に発達していないと、特定の部位に負担が集中します。

 

柔軟性の不足

太ももの筋肉の柔軟性が不足していると、膝下の部位に負担がかかります。

 

オスグット病の施術方法

当院では、オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)を改善するための包括的な施術を行っています。

 

施術の流れ

初期診断と評価

痛みの程度や患部の状態を確認し、膝の動きや姿勢の評価を行います。これにより、個々の患者様に最適な治療計画を立てます。

 

炎症の管理

初期段階では、アイシングや圧迫を行い、膝の炎症を抑え、痛みを軽減します。これにより、急性期の症状をコントロールします。

 

筋肉と腱の緊張緩和

トリガーポイント療法やマッサージを用いて、膝周辺の筋肉と腱の緊張をほぐします。特に大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性を高めることに重点を置き、膝への負担を減らします。

 

骨格矯正

膝への負担を減らすために、骨盤や背骨の矯正を行います。正しい姿勢と骨格のバランスを整えることで、膝蓋腱への過度のストレスを軽減し、膝の動きを正常化します。骨格矯正により、膝とその周辺の関節や筋肉の調和が改善され、自然治癒力を高めます。

 

物理療法

超音波治療や低周波治療を使用し、深部の組織に働きかけます。これにより、血流が改善し、組織の修復が促進されます。

 

ストレッチと筋力トレーニング

患者様に適したストレッチと筋力トレーニングを指導します。特に、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力と柔軟性をバランスよく向上させることが重要です。これにより、膝への負担を減らし、再発を防ぎます。

 

生活指導とセルフケア

日常生活での動作や姿勢のアドバイスを行い、膝への負担を最小限に抑える方法を指導します。また、自宅で行えるセルフケアやストレッチ方法もお伝えし、早期回復と再発予防をサポートします。

 

なぜオスグッド病の痛みに効くのか

当院の施術は、オスグッド病の根本原因にアプローチすることを目指しています。

膝蓋腱の炎症を抑えるための初期治療に加え、骨格のバランスを整えることで膝への負担を軽減します。

特に、骨盤や背骨の矯正を行うことで、全身の姿勢とバランスを改善し、膝へのストレスを緩和します。

さらに、筋肉と腱の緊張をほぐし、血流を改善することで、組織の修復を促進します。

これにより、膝の柔軟性と強度が向上し、痛みが軽減されます。

また、リハビリテーションを通じて筋力を回復させることで、再発のリスクを減らし、患者様が快適にスポーツや日常生活を送れるようにサポートします。

オスグット病の治療期間と頻度

治療期間:2ヶ月

治療回数:10回

治療期間と回数は目安であり、個人差が生じることをご了承ください。

標準的な治療期間は2ヶ月、治療回数は10回を目安としていますが、症状の程度や個々の回復力によって、必要な治療期間や回数は異なる場合があります。

一人ひとりの状態に合わせて最適な治療プランを提供し、無理のないペースで回復を目指していきます。

本記事の文責

小川由智

三重県志摩市出身
米田柔整専門学校、佛眼鍼灸理療学校を卒業
整骨院、整形外科、カイロプラクティック、鍼などの治療院に務めた経験を持ち、現在は宇治市で2店舗ののぞみ整骨院グループの統括部長
業界歴23年、宇治市を中心とした地域活動や入社後の技術研修、教育を担当

経歴

  • 2004年11月 入社
  • 2007年10月 のぞみ鍼灸整骨院 伊勢田院 副院長
  • 2010年4月 のぞみ鍼灸整骨院 伊勢田院 院長
  • 2019年7月 のぞみ整骨院グループ統括本部長

資格

実績(講演会)

  • 【講演会】
  • 三重県「のぞみという生き方」講演会、福島県「のぞみという生き方」講演会
  • 【教育機関】
  • ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、京都医健専門学校、奈良県立盲学校、黄檗学園、広野中学校、槇島中学校、西宇治中学校、大開小学校、大久保小学校、西大路小学校 他多数

書籍

  • 「のぞみという生き方」‐感謝への想いを土台にして‐全盲の両親の下に生まれ育った経験を書籍化
大久保院
伊勢田院