むらがえりは、ふくらはぎの筋肉の緊張、血流の悪化に伴うことがほとんどです。
そのため、ふくらはぎから血流を良くしていくと改善が見られます。
ふくらはぎの血流を良くするには、トリガーポイント治療や血流改善マッサージが効果的です。
こむらがえり(筋肉の痙攣やつり)は、ふくらはぎの筋肉が突然激しく収縮して痛みを引き起こす状態です。
以下に、こむらがえりの主な原因を挙げます。
1. 筋肉の疲労
過度の運動や長時間の立ち仕事により、筋肉が疲労してこむら返りを引き起こすことがあります。筋肉が疲労すると、正常な収縮と弛緩が難しくなり、痙攣が発生します。
2. 水分不足と電解質のバランスの乱れ
脱水状態やナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの電解質の不足は、筋肉の正常な収縮と弛緩を妨げます。これにより、こむら返りが起こりやすくなります。
3. 血流の不足
長時間の同じ姿勢や寒冷環境により、血流が不足すると筋肉に十分な酸素と栄養が供給されず、痙攣が発生することがあります。
4. 神経の異常
神経の圧迫や損傷、神経疾患が原因で、筋肉の正常な神経伝達が障害され、痙攣を引き起こすことがあります。
5. 筋肉の過剰な使用
急激な運動や普段使わない筋肉を急に使用すると、筋肉が過剰に刺激され、こむら返りが生じることがあります。
こむらがえりの「こむら」とは、ふくらはぎのことを指します。
「足がつる」とも言いますが、そのの原因としてよく関連する筋肉は、ふくらはぎの筋肉です。
特に以下の筋肉が関与しています。
腓腹筋
腓腹筋は、ふくらはぎの最も大きな筋肉で、膝の裏からアキレス腱を経てかかとに繋がっています。
主に膝の屈曲と足首の底屈(つま先を下に向ける動作)を行う筋肉です。
この筋肉が疲労や過負荷によって痙攣を起こしやすくなります。
「こむら」を漢字にすると「腓」とも書くので、まさに腓腹筋の異常といえます。
ヒラメ筋
ヒラメ筋は、腓腹筋の深部に位置し、同様にアキレス腱を通じてかかとに繋がっています。
主に足首の底屈を行い、立位や歩行時に重要な役割を果たします。
特に長時間の立位や過度の運動で痙攣を起こしやすいです。
むらがえりは、ふくらはぎの筋肉の緊張、血流の悪化に伴うことがほとんどです。
そのため、ふくらはぎから血流を良くしていくと改善が見られます。
ふくらはぎの血流を良くするには、トリガーポイント治療や血流改善マッサージが効果的です。
治療頻度:週2〜3回
治療期間:1〜2週間
※あくまでも目安の期間です。改善スピードは症状や生活環境によって異なります。
こむらがえりは、そもそもの体質や栄養状態が関わっていることもあります。
単に血流をよくするだけでは改善しない可能性もあります。
施術を通して、水分摂取やミネラル補給のアドバイスをさせていただくなど、生活習慣の見直しも必要となります。
症状自体はすぐに改善しやすいですが、長く続く場合は体質改善など上記原因のなかから生活習慣を見直してみましょう。
本記事の文責
小川由智
三重県志摩市出身
米田柔整専門学校、佛眼鍼灸理療学校を卒業
整骨院、整形外科、カイロプラクティック、鍼などの治療院に務めた経験を持ち、現在は宇治市で2店舗ののぞみ整骨院グループの統括部長
業界歴23年、宇治市を中心とした地域活動や入社後の技術研修、教育を担当
経歴
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