腰痛のための骨盤矯正。そもそも骨盤ってなに?? 宇治市 伊勢田 大久保 のぞみ鍼灸整骨院
2019年11月26日
宇治市 のぞみ鍼灸整骨院です!
前回のブログで、私たちは二足歩行であるがゆえに、体を動かさずにデスクワークや長時間労働を行うと背骨と骨盤がゆがみ、体のあらゆる不調をきたすことを書きました。
その不調を改善するために、我々は腰痛など痛みで来られた方への基本となる治療を背骨と骨盤矯正としています。
まずは体に負担のない姿勢づくりから。
背骨は前回のブログで脊柱と呼ばれる体の軸であるお話を書きました。
今回は、骨盤について書いていきます。
骨盤は、体のほぼ中央に位置し、お椀型をしています。腰椎(脊柱)と大腿骨との間にあり、上半身と下半身をつなぎ、そのバランスをとる重要な役割があります。また、膀胱や女性の子宮を守る役割もあります。
その構造は、脊柱同様に1つの骨からできているのではなく、多くの骨が複雑に組み合わさって構成されています。左右に羽を広げたような形をしている「腸骨」、腸骨の前にある「恥骨」、下部にある「坐骨」があり、3つの骨を合わせて寛骨ともいいます。
これに、脊柱にある「仙骨」、「尾骨」を含めて骨盤といいます。
骨盤は、基本的にこれらの骨が固く組み合わされ、さらに周りの筋肉によって支えられているので、簡単にゆがむことはありません。
それでは、なぜ骨盤がゆがむことによる体の不調が多いのでしょうか。
それは、仙腸関節というわずかに動く関節が、足を組んだり、片足に偏る重心の置き方などで、前後に傾いたり、左右異なる動きで固定されてしまうため、骨盤全体のゆがみにつながりやすいといわれています。
先ほど紹介した骨盤を構成する寛骨の「寛」という漢字には、
「寛大」や「寛容」といった言葉があるように、
ゆとりある、広い
といった意味があります。
つまり、骨盤を大きく構成する寛骨は、ゆとりがあり広い骨という意味になります。
骨盤のゆとり、広さは、骨盤が膀胱や腸、子宮など大切な臓器を守るためにあります。
とくに女性は妊娠をすると、すくすくと育っていくおなかのなかの赤ちゃんを守るための土台となります。
したがって、人間における骨盤は、体を支持するための基礎であり、整った状態で存在していることが望ましいことがわかります。
もしも腰痛など何らかの体の不調が生じたときは、骨盤のゆがみからきているかもしれません。
普段の姿勢や生活習慣などを見直してみましょう!