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【親指の痛み】原因はスマホだけじゃない?

2026.04.23

親指の違和感に気づく春の変化

春は、新しい人間関係でのやりとりや環境の変化によって、スマホに触れる時間が増えやすい時期です。新社会人の方はパソコン作業が日常になり、3月末から4月にかけては期末・期初の業務で手を使う時間が増える方も多くなります。

また、慣れない環境での疲労から、スマホでの娯楽時間が増える傾向もあります。

「親指の付け根が痛い」
「スマホを持つだけで違和感がある」

こうした変化は、春特有の生活リズムの中で積み重なった負担のサインかもしれません。

親指の痛みが起こる背景

親指の痛みは「使いすぎ」だけで説明できないこともあります。

厚労省の資料でも、上肢の不調につながる要因として

・反復動作が多い作業
・長時間同じ姿勢を続けること
・首や肩の動きが少ない状態

などが挙げられています。

スマホやパソコン操作は、まさにこれらが重なりやすい動作です。
さらに、前かがみ姿勢が続くことで首や肩の筋肉が緊張し、その影響が腕を通して手首や親指に伝わることがあります。

実際には、親指が痛くても

・前腕の筋肉
・肩や首の緊張

が関係しているケースも少なくありません。

痛みの出ている場所だけでなく、身体全体の使い方が影響していることもあります。

患部へのアプローチ

親指の痛みがある場合、当院では手元の状態も丁寧に確認しています。

実際には

・親指の付け根周囲の腱や関節の動き
・前腕(肘から手首にかけて)の筋肉の張り
・手首の可動域や使い方のクセ

などをみながら、負担がかかっている部分に対して直接アプローチを行うこともあります。

例えば、硬くなっている筋肉や腱に対しては、マッサージで筋肉を緩めたり、状態に応じて前腕の筋肉に鍼を行うこともあります。

また、炎症や強い痛みが出ている部位に対しては、「ハイボルテージ」という電気機器を用いて、痛みの軽減や回復を促す方法を選択することもあります。

こうした局所へのアプローチによって、一時的にでも動かしやすさや痛みの変化を感じるケースは少なくありません。

ただし、私たちは「痛い場所=原因」とは限らないと考えています。

そのため、手元だけでなく、腕・肩・首、さらに背骨や骨盤といった全体のバランスもあわせて確認しながら、結果として負担が偏らない状態を目指していきます。

矯正はその一つの方法です。

こうした土台が整うことで、身体が本来持っている自然治癒力が働きやすい状態につながると考えています。

日常でできる負担の減らし方

厚労省の情報機器作業に関する指針では、連続作業時間は1時間以内とし、合間に休憩を取ることが推奨されています。

日常では、次のような工夫が取り入れやすいです。

・スマホやパソコンは50〜60分ごとに5〜10分休む
・片手操作だけでなく両手持ちも使い、親指の負担を分散する
・腕を伸ばし、手のひらを外に向ける前腕ストレッチを左右20秒ずつ(1日2〜3回)

また、スマホを見る位置を少し上げるだけでも、首や肩の緊張は変わってきます。

ただし、痛みが強い場合は無理に動かさず、まずは負担を減らすことを優先してください。

状態によっては他の選択も大切

当院では、姿勢や身体の使い方、首肩や腕の緊張が関係していると考えられる親指の不調に対して、全体のバランスを見ながら関わることがあります。

一方で、強い腫れや安静時でも続く痛み、しびれなどがある場合は、医療機関での検査が優先されることもあります。

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親指の痛みをどう捉えるか

春の親指の痛みは、スマホの使いすぎだけでなく、姿勢や疲労、生活環境の変化が重なって起こることがあります。

気になるのは親指でも、身体はつながっています。
少し視点を広げて整えることが、不調を長引かせない一歩になるかもしれません。

こうした考え方に興味がある方は、当院の取り組みも参考にしてみてください。
実際の状態は人それぞれ異なるため、直接確認しながら考えていくことも大切です。

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