2025.02.13

寒暖差の激しい季節になると、ぎっくり腰や寝違えなどの急性症状を訴える方が増えます。実際、当院でも「朝起きたら首が回らない」「急に腰が抜けるような痛みが出た」という患者様が多くなります。
なぜ寒暖差が大きくなると、こうした症状が増えるのでしょうか?今回はその理由と、日常でできる対策について解説します!
寒暖差が原因で急性症状が増える理由
① 筋肉が硬くなりやすい
寒暖差があると、身体は冷えに対応しようと血管を収縮させます。その結果、血流が悪くなり、筋肉が硬直。すると、急な動きや無理な姿勢のときにぎっくり腰や寝違えが発生しやすくなります。
特に、朝晩の気温差が大きい時期は、寝ている間に筋肉が冷えてしまい、朝起きて動いたときに「ピキッ!」と痛めてしまうことが多いのです。
② 自律神経の乱れ
気温差が激しいと、体温を調整するために自律神経がフル稼働します。
しかし、自律神経が疲労すると、血流のコントロールがうまくいかず、筋肉の緊張が抜けなくなることがあります。
その結果、ちょっとした動作で急性症状が発生しやすくなります。
③ 身体の歪み
気温が低いと、無意識に体をすくめたり、猫背になったりしがちです。
この姿勢の変化が筋肉の緊張を生み、背骨と骨盤の部位に負担をかけることで歪みが生まれます。
歪みが続くことで回復力が落ち、ぎっくり腰や寝違えの原因になります。
また、寒くなると運動量が減るため、筋力の低下や関節の可動域の減少も影響します。
ぎっくり腰・寝違えを防ぐ対策
① 朝晩の冷え対策を万全に!
- 寝るときに首元・腰回りを冷やさない(ネックウォーマーや腹巻を活用)
- エアコンや暖房を適切に使い、室内の温度差を減らす
- 朝起きたらすぐに布団から出ず、ストレッチで筋肉を温める
② 体を冷やさない生活習慣
- 温かい飲み物をこまめにとる(特に朝は白湯がおすすめ)
- お風呂でしっかり温まる(シャワーだけで済ませない)
- 温める食材を意識する(ショウガ、ネギ、根菜類など)
③ 適度な運動で筋肉を柔らかく!
- 軽いストレッチを習慣にする(特に腰・首・肩周り)
- ラジオ体操やウォーキングなど、血流を促す運動を取り入れる
- 長時間同じ姿勢を続けない(デスクワークの合間に体を動かす)
④ 寝る前のリラックス習慣で自律神経を整える
- スマホ・PCの使用を控え、リラックス時間を確保する
- 深呼吸や軽いストレッチをしてから寝る
- ぬるめのお湯(38〜40℃)にゆっくり浸かる
「痛めてしまった!」そんなときは…
もしぎっくり腰や寝違えになってしまったら、無理に動かさず早めに専門家に相談することが大切です。
特に、
☑ 何度も繰り返している
☑ 痛みが強く、動くのがつらい
☑ 違和感が長引いている
といった場合は、根本的な原因を改善する必要があります。
当院では、急性症状の施術だけでなく、再発予防のための体の使い方やセルフケア指導も行っています。
「またぎっくり腰にならないか不安…」という方は、ぜひ一度ご相談ください!
まとめ
寒暖差が激しくなると、筋肉の硬直・自律神経の乱れ・身体の歪みが原因で、ぎっくり腰や寝違えが起こりやすくなります。
しかし、日頃の冷え対策・運動・ストレッチで予防することが可能です!
「最近、体が冷えているな…」「肩や腰の張りが気になる…」と感じたら、早めのケアを心がけましょう!
何か気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね!
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