2025.02.04
2月に入って早々、今シーズン最大の寒波やってくるという予報が出ています。
すでに雪や厳しい寒さに遭っている地域もあるのではないでしょうか。
身体が冷え切ってしまうと、血流が悪くなり、あらゆる不調が現れます。
腰痛や肩こりなどが急に発症したり、なかなか治らないという状態にもなります。
そんな時、寒さ対策として最も身近で簡単にできることが、カイロを使ったツボ刺激です。
今回はカイロを貼ると効果的な部位について、具体的な場所を詳しく説明します。
1. 頚部の後ろ(風門)

場所:
首の後ろ、背骨の真ん中あたりにある「第2・第3胸椎の間」、ちょうど肩甲骨の間のやや上部。首を前に倒したときに、一番出っ張る骨(第7頚椎)より少し下のあたり。
理由:
- 風門(ふうもん)は、東洋医学で「風邪(ふうじゃ)」が侵入しやすい場所とされている。
- 風邪(ふうじゃ)とは、いわゆる現代でいう風邪(カゼ)の語源となった言葉。邪(じゃ)とは、邪気(じゃき)のことで、東洋医学では病気の原因の一つと考える。
- ここを温めると、首や肩の血流が良くなり、全身が温まりやすい。
- 風邪の予防や、肩こりの緩和にもつながる。
貼り方のポイント:
- 直接肌には貼らず、衣類の上から。
- 薄手のハイネックやマフラーと併用すると効果アップ。
2. 仙骨(せんこつ)

場所:
腰の中央、お尻の少し上にある平らな骨の部分。ちょうど「ベルトを巻く位置の少し下」。
理由:
- 仙骨は自律神経が集まる場所で、温めると全身の血流が良くなる。
- 腰痛・生理痛の緩和にも効果的。
- 下半身全体の冷え対策に最適。
貼り方のポイント:
- 下着やズボンの上から貼る。
- 腰全体を温めるなら、少し大きめのカイロを使用。
- 長時間座るときは、クッション性のあるカイロがおすすめ。
3. 下腿部(ふくらはぎ)


場所:
ふくらはぎの中央~足首にかけて。特に「三陰交(さんいんこう)」や「承山(しょうざん)」というツボの位置が効果的。
三陰交(さんいんこう):
場所 → 内くるぶしの上から指4本分くらいの高さ、すねの骨の内側の少し後ろ。
効果 → 冷え性・むくみ・生理痛の改善。
承山(しょうざん):
場所 → ふくらはぎの真ん中、アキレス腱から指4本分くらい上。
効果 → 足の疲れ・むくみ・血流改善。
理由:
- ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど血流に影響を与える。
- ここを温めることで、全身の血流がスムーズになり、足先の冷えを防ぐ。
貼り方のポイント:
- 靴下の上から貼ると低温やけど防止になる。
- 貼るカイロよりも、足元用の巻くタイプや靴下に入れるタイプも便利。
まとめ
寒さ対策でカイロを貼ると効果的な部位
✔ 風門(首の後ろ) → 風邪予防・肩こり改善・全身の冷え対策
✔ 仙骨(腰の少し下) → 血流促進・腰痛改善・下半身の冷え対策
✔ 下腿部(ふくらはぎ) → 足の冷え改善・むくみ解消・血行促進
この3つのポイントを温めることで、効率的に全身が温まり、冷えによる不調を防げます!
今回の情報、お役に立てましたでしょうか?
分からないことがある方は、ぜひ来院時にスタッフへ質問してくださいね!
大久保院の
電話予約
大久保院の
WEB予約
伊勢田院の
電話予約
伊勢田院の
WEB予約